丸重城の人々~後編~
「「「ごちそうさま~」」」
そしていつものように楽しくみんなで夕食を食べ、柚希と広子が片付けをしている。
響子と玄は仕事でいない。
宗一郎と大翔はソファで寛ぎ、中也と将大と英里は部屋に戻った。
しばらくすると、大翔のスマホが鳴り出した。
大翔「ん?
…………もしもし?
━━━━━うん、うん。は?ちょっと待て!」
通話しながら、リビングを出ていく大翔。
柚希「え……大翔!?
広子さん、ごめんなさい!席外します!」
慌てて大翔を追っていく柚希だった。
宗一郎「え?柚ちゃん、どうした?」
広子「さぁ?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
柚希が部屋に入ると、大翔がスマホを肩と頬に挟み通話しながら、デスクをあさっていた。
柚希はその大翔の背中に抱きついた。
大翔「……っえ!?柚?ちょっと、わりぃ……
柚、どうした?」
柚希「私の見えるとこにいてよ」
大翔「ごめんね、仕事の電話なんだ。
少し離れて?」
柚希「やだ!大翔と離れたくない!」
大翔「すぐ済むから」
柚希「やだ!」
大翔「柚!!」
柚希「あ……ごめん…なさい」
大翔の鋭い声に、俯いて離れた。
それから大翔は、ソファに座り資料を見ながら電話をしていてなかなか終わらない。
少し位はいいかなと、大翔の隣にぴったりくっついて座り、腕にしがみついた。
大翔「ちょっ…今度は何だ?柚、離れて?資料が見にくい」
柚希「やだ!」
大翔「わりぃ、ちょい待ってて!」
一度相手に断りを入れ、柚希に向き直る大翔。
大翔「どうした?いつもはこんなワガママ言わねぇのに……」
柚希「今日は甘えたい気分なの!」
大翔「でも、資料見にくいから電話しずれぇ!」
柚希「じゃあ…抱っこして?私がしがみつくから。
それなら、手が塞がらないでしょ?」
大翔「………わかった」
大翔の膝の上に向かい合って跨がり、首に抱きつく柚希。
大翔からすれば、これもかなり仕事しずらいがこれ以上何も言えなかったのだ。
そのくらい、柚希が壊れそうだった。
そしていつものように楽しくみんなで夕食を食べ、柚希と広子が片付けをしている。
響子と玄は仕事でいない。
宗一郎と大翔はソファで寛ぎ、中也と将大と英里は部屋に戻った。
しばらくすると、大翔のスマホが鳴り出した。
大翔「ん?
…………もしもし?
━━━━━うん、うん。は?ちょっと待て!」
通話しながら、リビングを出ていく大翔。
柚希「え……大翔!?
広子さん、ごめんなさい!席外します!」
慌てて大翔を追っていく柚希だった。
宗一郎「え?柚ちゃん、どうした?」
広子「さぁ?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
柚希が部屋に入ると、大翔がスマホを肩と頬に挟み通話しながら、デスクをあさっていた。
柚希はその大翔の背中に抱きついた。
大翔「……っえ!?柚?ちょっと、わりぃ……
柚、どうした?」
柚希「私の見えるとこにいてよ」
大翔「ごめんね、仕事の電話なんだ。
少し離れて?」
柚希「やだ!大翔と離れたくない!」
大翔「すぐ済むから」
柚希「やだ!」
大翔「柚!!」
柚希「あ……ごめん…なさい」
大翔の鋭い声に、俯いて離れた。
それから大翔は、ソファに座り資料を見ながら電話をしていてなかなか終わらない。
少し位はいいかなと、大翔の隣にぴったりくっついて座り、腕にしがみついた。
大翔「ちょっ…今度は何だ?柚、離れて?資料が見にくい」
柚希「やだ!」
大翔「わりぃ、ちょい待ってて!」
一度相手に断りを入れ、柚希に向き直る大翔。
大翔「どうした?いつもはこんなワガママ言わねぇのに……」
柚希「今日は甘えたい気分なの!」
大翔「でも、資料見にくいから電話しずれぇ!」
柚希「じゃあ…抱っこして?私がしがみつくから。
それなら、手が塞がらないでしょ?」
大翔「………わかった」
大翔の膝の上に向かい合って跨がり、首に抱きつく柚希。
大翔からすれば、これもかなり仕事しずらいがこれ以上何も言えなかったのだ。
そのくらい、柚希が壊れそうだった。