不良男子と私の話。
その後というものの、順調に学校に登校していた。
安定期にも入り、
悪阻も少しずつないに等しい感じになった。
検診以外は休まないで、学校に来れている。
順調で、嬉しいし…毎日幸せ。
悪阻がなくて、楽だけど…体重が増えてばっかりでちょっとショック。
あと、もう少しで高校受験。
真剣に勉強をしないとヤバいかもしれない。
休んでいた1ヶ月を取り戻す事で必死だった。
「高校を卒業する」との約束以前に高校に入らなければ意味がない。
そろそろ、本気モードにならなくては…
一方で、
「働く」と言っていた湊は…
少しずつ働くための準備をしているようで、休日会えないことも増えてきた。
『どこ行くのー?』
「挨拶」
朝の電話はいつも以上に愛想はない。
けど…
毎回な事だから気にしていたらキリがない。
私は話を続けた。
『練習してみて』
「無理」
『何で』
「きもい」
『何が』
「切るよ」
こんな感じはいつもの事だけど、今日はいつも以上にご機嫌斜め。
大丈夫かな。
ただ、寝起きで機嫌が悪いだけだといいが…
会いたいなぁ。
けど…今日は会えないって言われたし。