不良男子と私の話。




湊に電話しようと思ったけど、電車の中であろう時間。




仕方なく、LINEした。



『電話して』

「電車!」

『電車降りたらでいいよ』



今日に限らず、いつもぶっきらぼうなLINEだけど…今日に限っては寂しく思えた。




怒ってないかな。

電話が来たら、素直に謝ろう。




これは、流石に私が悪いと認めよう。




携帯と睨めっこしていると、湊から着信が入った。



待っている時間は長かった…

でも、こんな時間をかけて私の家を行き来してくれてる湊には感謝しなきゃね。





「何?」

『湊、ごめん』

「何?」

『ごめんって』

「何?」




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