不良男子と私の話。
甘えられていたはずが、いつの間にか甘える側になっていて…湊に抱きついてイチャイチャしていたが途中から記憶がない。
気づいたら、布団の上で…
朝陽を背に向けて、湊に抱きついていた私。
朝陽、ごめんね。
たまにはこういうのも許してね。
朝陽が生まれる前はよくこうやって寝ていたな何て思ったら懐かしかった。
湊の寝顔に見惚れていたら、タイミング良く、湊の目覚ましが鳴った。
『湊、おはよう』
「おはよ」
『目覚まし鳴ったよ』
「早いな、もう〜」
『朝ごはん食べる?』
「いらないけど、紗良食べたい」
と、
朝らしくない、問題発言をした湊。
一応、同い年だけど湊の方が全然元気だな。
私も元気だけど、湊と元気の種類が違う…
常に圧倒されています。