私は醜い裏切り者
その後、梓くんがストーカー被害に悩んでいることも先生達が配慮した。
真斗くんは、通常クラスじゃなく、障害者クラスに分類された。
とても、気の毒ではあった。
けれど彼は元々軽度知的障がいがあったんだ。恋愛方面になると、人との距離が難しくなって、行き過ぎた行動をとる事があるんだって。
だから、あんなにいじめられる程近寄っちゃったんだって。
でも、障がいがあるからって、ストーカーしても良いって事にはならない。
彼も、自分の障がいを分かった後、いけない事だって分かったみたい。
梓くんとも和解して、今は何事もなってない。
「梓くん。良かったね」
「ああ、アイツから何も言われなくなったし、クラス離れたし、これで大丈夫」
私と梓くんは、暑い夏の登校日。
二人並んで歩く。
結局、真斗くんと付き合える事は無かったけれど、新しい恋、そして友達もできた。
「これからも、よろしくな。杏里ちゃん」
「うん。これからもよろしく梓くん」
そうして二人は、仲良く並んで学校へ行くのであった。
fin