私は醜い裏切り者
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次の朝、いつもの裏庭。
昨日電話で大和さんを呼び出した。
だから、ここの大きな木の幹で待ち合わせているんだけど……遅いな。
「ごめんなさい。遅くなりましたね」
ふと、振り返ると、そこには大和さんが。
「大和さん!! お忙しい中どうもありがとうございます。 実は相談したいことがあって」
私は、事の発展を細やかに伝える。
そして、全てを言い終えた後、大和さんは困ったように「うーん」と考え出した。
「彼は……なにか障害を持っているのかもしれません」
「障害?」
口から出てきた言葉は意外な言葉だった。
「障害っていうと?」
「何かのコミニケーション障害ですかね……他人との距離か分からないのかもしれません」
「じゃあ、どうしたら彼を良い方向に導けますか?」
私はこの時、真斗くんを求めるんじゃなくて、助けようとしている事が分かった。
今までは、どうしてああなってくれないんだとか、こうゆう事してくれないんだとか思っていたけれど。
少しは、梓くんと出会ってから、大和さんと出会ってから成長した。
人って変わるんだね……。
「そうですね……私が先生たちに相談を持ちかけましょう。そしたら彼の為になるかも知れません」
「よろしくお願いします」
そう言って、大和さんは事務室に戻って行ったんだ。
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