オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
受付席には栗原さんの姿があった、本来なら、社長秘書として、彼の仕事を手伝う立場にある私だけど。

祐早斗さんの無茶な申し出を何も言わず、受け入れてくれた。

「ようこそ…華さん」

栗原さんが私に応対する。
ブラックフォーマル姿の栗原さん。

「えっ?」

彼の顔を見て驚いた。

「眼鏡は?」

「あ…今日はコンタクトしてます…華さん」

眼鏡があるとないとでこんなにも変わるとは思わなかった。
祐早斗さんとは負け劣らず、顔が整ってる。甘めの雰囲気の祐早斗さんの顔立ちとは違って、凄くシャープで精悍な顔立ち。
「華さん?」

私は眼鏡なしの栗原さんに釘付けになった。

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