オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「洋貴君…これはどう言うコト?」
母も目を円くしていた。
「知加子ママ…今は詳しく話すコトが出来ませんが・・・俺は強い後ろ盾を手に入れました」
「!!?」
私と母は栗原さんの言葉に驚き、顔を合わせる。
「その後ろ盾の方のおかげで、偽装結婚は回避出来ました」
「じゃ~花婿は?」
「知加子ママの許しは得ていませんが・・・花婿は相馬社長です」
「知可子さん…」
トーマさんがノックして控室に入って来た。
「美苑さん・・・」
「トーマさん…」
「美苑さん・・・おめでとう・・・」
「トーマさん…」
「栗原のおかげで…無事に相馬社長と美苑さんの門出を迎えるコトが出来た…当日まで隠してすまなかった。美苑さん…知加子さん」
「・・・」
「知加子さん…栗原の後ろ盾となっている人物は俺の父親以上の力を持った人間です。安心してください…」
「トーマさん…」
「美苑…幸せになるんだぞ…」