オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
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トントン拍子に私と栗原さんの偽装結婚の挙式日となった。
「美苑…とってもキレイよ」
母は私と祐早斗さんが完全に別れたと思いこんでいる。
挙式場所は栗原さんが育った児童養護施設内にある教会。カトリック系のシスターたちが身寄りのない子達のお世話していた。
私は祐早斗さんがレンタルブティックで選んだフリフリのウエディングドレスに身を包んでいた。
控室となる施設の食堂には大勢の子供たちが私のウエディングドレス姿を見に来ていた。
「花嫁さん…凄くキレイ」
私達の結婚を心から祝福してくれる子供たちを騙すのは気が引ける。
愛想よく笑いながらも、心の中では罪の意識で一杯。
「準備は整っているようだな…美苑さん」
「あ・・・はい」
栗原さんが控室に入って来た。
「!?」
栗原さんはタキシードではなく、礼服を着ていた。
「・・・タキシードじゃない・・・どういうコトですか?」
トントン拍子に私と栗原さんの偽装結婚の挙式日となった。
「美苑…とってもキレイよ」
母は私と祐早斗さんが完全に別れたと思いこんでいる。
挙式場所は栗原さんが育った児童養護施設内にある教会。カトリック系のシスターたちが身寄りのない子達のお世話していた。
私は祐早斗さんがレンタルブティックで選んだフリフリのウエディングドレスに身を包んでいた。
控室となる施設の食堂には大勢の子供たちが私のウエディングドレス姿を見に来ていた。
「花嫁さん…凄くキレイ」
私達の結婚を心から祝福してくれる子供たちを騙すのは気が引ける。
愛想よく笑いながらも、心の中では罪の意識で一杯。
「準備は整っているようだな…美苑さん」
「あ・・・はい」
栗原さんが控室に入って来た。
「!?」
栗原さんはタキシードではなく、礼服を着ていた。
「・・・タキシードじゃない・・・どういうコトですか?」