オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「俺は別に華さんを口説いているワケでは…まぁ、華さんは祐早斗様にお譲りします」

栗原さんはフッと笑い、お冷を飲む。

「華…もう少し落ち着いた場所に行かないか?」

「えっ?」

祐早斗様は私の耳元でそう囁く。

私は栗原さんの方を見たけど、彼は無視。
私は彼に口説かれていた。

さっきまで、あんなに叱り飛ばしていたクセに、私は間近に見える彼の端正な顔立ちを直視できず、膝元に視線を落とし、ドレスの裾をギュッと握りしめた。

彼の豹変した態度に付いていけない。

栗原さんは全く私に助け舟を出す気配はなかった。

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