オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
カクテルを飲み、普段とは違い気が緩んでしまった。
彼の手管に嵌り、気づけば、ホテルの部屋の中。

一人の宿泊なのに、なぜかスイートルーム。

全ては私をこの部屋に連れ込む為の策略?

私は彼の口説きにまんまと乗せられてしまったの?

私はソファに座り、奥のベットルームをジッと見つめた。

ほろ酔いだけど、意識はしっかりとしていた。

シャワーを浴びた祐早斗さんがバスルームから出て来る。


「出たぞ、華」

彼は厚手のバスローブに身を包んでいた。

濡れた黒髪から滴る雫が艶めいて見える。
「・・・私…やっぱり帰ります!!!」

私はソファから腰を上げた。
シャワーを浴びて、その気になっている彼には申し訳ないけど。
処女の私には突然ベットインは無理な話。
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