オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
二人は席に戻り、だんまりムード。
「く、栗原さん…そのワイン一体幾らなんですか?」
私は二人の顔と沈黙に恐る恐る問いかける。
「フランスのボルドー産の最高級のワインです。肉料理にもぴったり合うワインです。セレクトとしては最強です。唯、値段も張ります…そうですよね…社長」
「んっ、あ・・・」
祐早斗様は切れの悪い返事だった。
私は適当に選んだだけなのに。最高級ワインだったとは。
「で、おいくらですか?」
「社長、どうします?」
「・・・栗原さん、私にも値段を教えてください…」
「今の相場だと十五万円ぐらいですよ」
「十、十五万円!!?他のワインにします!!」
私は慌ててアラカルトを手に取ろうとすると彼が制した。
「そのワインで構わない。オーダーしろっ!!栗原」
「太っ腹ですね…承知しました…」
「本当にいいんですか?」
「華と初ディナーの記念だ。けち臭いとは思われたくない…」
片眉は吊り上がったままだし、見栄を張ってるのか見え見えだった。
「く、栗原さん…そのワイン一体幾らなんですか?」
私は二人の顔と沈黙に恐る恐る問いかける。
「フランスのボルドー産の最高級のワインです。肉料理にもぴったり合うワインです。セレクトとしては最強です。唯、値段も張ります…そうですよね…社長」
「んっ、あ・・・」
祐早斗様は切れの悪い返事だった。
私は適当に選んだだけなのに。最高級ワインだったとは。
「で、おいくらですか?」
「社長、どうします?」
「・・・栗原さん、私にも値段を教えてください…」
「今の相場だと十五万円ぐらいですよ」
「十、十五万円!!?他のワインにします!!」
私は慌ててアラカルトを手に取ろうとすると彼が制した。
「そのワインで構わない。オーダーしろっ!!栗原」
「太っ腹ですね…承知しました…」
「本当にいいんですか?」
「華と初ディナーの記念だ。けち臭いとは思われたくない…」
片眉は吊り上がったままだし、見栄を張ってるのか見え見えだった。