オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
コース料理が決まり、今度は料理に合うワインのセレクト。
ワインは私の好みで選んでくれと言われた。
そう言われても、アラカルトに書かれているワインの文字がフランス語で全く読めない。
私は適当に指を差す。
「これか…」
祐早斗様は私の指差したワインを見る。
「上から五番目のワインか…しかし、俺も読めない…栗原、読めるか?」
「どれどれ」
栗原さんがアラカルトを覗き込んだ。
「『シャトートリュス2002年』ですか…なかなか華さんはお目が高いですね」
「そう言えば、値段は時価と書かれているが…幾らか分かるか?栗原」
「ちょっと…」
栗原さんと祐早斗様は椅子から立ち上がって、私に背を向けてナイショ話。
祐早斗様の片眉が吊り上がっていた、ついでに表情も引き攣っている。
ワインは私の好みで選んでくれと言われた。
そう言われても、アラカルトに書かれているワインの文字がフランス語で全く読めない。
私は適当に指を差す。
「これか…」
祐早斗様は私の指差したワインを見る。
「上から五番目のワインか…しかし、俺も読めない…栗原、読めるか?」
「どれどれ」
栗原さんがアラカルトを覗き込んだ。
「『シャトートリュス2002年』ですか…なかなか華さんはお目が高いですね」
「そう言えば、値段は時価と書かれているが…幾らか分かるか?栗原」
「ちょっと…」
栗原さんと祐早斗様は椅子から立ち上がって、私に背を向けてナイショ話。
祐早斗様の片眉が吊り上がっていた、ついでに表情も引き攣っている。