元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
おとなしく話を聞いていたかと思えば、急に喋りだしたり、だいぶ慣れてきたティアリーゼもまだシュクルの『変わり者』の部分を把握しきれていない。
(シュクルが『普通』になったらそれはそれで違う気がするわね)
ちょっぴりぼんやりしていて、虫や鳥を目で追うのが好きで。ティアリーゼを見ると、表情を変えずに尻尾をぱたぱた振るシュクル。
最近はキスを覚えたせいでやや困る言動も増えたが、ティアリーゼはそんなシュクルが好きだった。
(かわいい……なんて魔王に言うのはおかしいんだろうけれど)
「また、私を見ている」
「あなたのことを考えていたの」
「私もいつもお前のことを考えている」
(シュクルが『普通』になったらそれはそれで違う気がするわね)
ちょっぴりぼんやりしていて、虫や鳥を目で追うのが好きで。ティアリーゼを見ると、表情を変えずに尻尾をぱたぱた振るシュクル。
最近はキスを覚えたせいでやや困る言動も増えたが、ティアリーゼはそんなシュクルが好きだった。
(かわいい……なんて魔王に言うのはおかしいんだろうけれど)
「また、私を見ている」
「あなたのことを考えていたの」
「私もいつもお前のことを考えている」