元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
メルチゥやほかの身の回りの世話をしてくれる者たちにも話題を振ってみたが、皆、怯えるばかりでこれといった情報は得られなかった。その恐ろしいものだと怯える反応こそが一番の収穫だとさえ言える。
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シュクルにもなにかと聞きながら過ごしていたある日のこと、ティアリーゼがいろいろと調べていることを知っていたトトによって、ある話がもたらされた。
「城からは少し離れるが、ある村で翼狩りを行っていた人間が捕らえられた。処遇を決めている最中だが――」
「その人と話すことってできるの?」
「そう言うと思って話を持ってきた。結論から言えば可能だ。王がいいと言えば」
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シュクルにもなにかと聞きながら過ごしていたある日のこと、ティアリーゼがいろいろと調べていることを知っていたトトによって、ある話がもたらされた。
「城からは少し離れるが、ある村で翼狩りを行っていた人間が捕らえられた。処遇を決めている最中だが――」
「その人と話すことってできるの?」
「そう言うと思って話を持ってきた。結論から言えば可能だ。王がいいと言えば」