元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
「それがわかってても、あんたは馬鹿げた言葉を繰り返すんだろう?」
「そうね」
(だって、私はそれが一番いい道だと思っているから)
「はははははっ! できっこないさ! 家畜を人間扱いするなんざ、まっぴらごめんだからな!」
ティアリーゼは爆笑する男に背を向ける。
もう、話すことはない。
(家畜だから狩ってもいい、家畜だから傷付けてもいい。……そう思っている人間は少なくないわね。じゃあ、彼らが同じ人だと伝えるために、私はなにをすればいい?)
またひとつ、考えることが増える。
その答えはやはりすぐに出てこなかった。
***
「そうね」
(だって、私はそれが一番いい道だと思っているから)
「はははははっ! できっこないさ! 家畜を人間扱いするなんざ、まっぴらごめんだからな!」
ティアリーゼは爆笑する男に背を向ける。
もう、話すことはない。
(家畜だから狩ってもいい、家畜だから傷付けてもいい。……そう思っている人間は少なくないわね。じゃあ、彼らが同じ人だと伝えるために、私はなにをすればいい?)
またひとつ、考えることが増える。
その答えはやはりすぐに出てこなかった。
***