君じゃなきゃ。


……またキスされるんじゃ!?


あたしが体をビクッとさせて身構えると、それに気づいた健人は空気を漏らすかのようにフッと軽く笑って……


手をあたしの後頭部に回した。


……やっぱり!


先輩はさっきよりも至近距離にいる。

しかもいつ人がくるかわからない。

こっちを見てないと言えど同僚の人だって近くにいるのに……!


それでも抵抗できずに目を固く瞑り、自分の気持ちをアピールするしかなかった。


健人には気持ちが伝わってないのかグイッと引き寄せられる。


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