君じゃなきゃ。


結局電車は先輩との電話が終わってから30分後くらいに動きだした。


いつもの降車駅に着くとあたしは足早に会社を目指した。


「おはようございます!」

「おはよう。相川さん災難だったね」


先輩は遅れてきたあたしを笑顔で迎えてくれた。

そしてやっぱり、目が腫れていることに気がついた。


「……目、どうしたの?……泣き腫らした感じがするけど……」


……するどい。

でも本当のことなんて言えるわけないよ。



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