羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】
すると羽柴先輩が私の肩を叩いて、
「俺、何か注文してくる。柊さん? 一緒に行こう?」
と誘ってくれた。
えー、まだ見たかったのに……。これ、野次馬根性ってやつかな?
でもなんだか恋愛映画を見ているようで、とても素敵なのだ。
とはいえ、きっと、宮坂さんも後輩に見られていては落ち着かないだろうと、私も諦めて席を立つ。
そしてカウンターに座りお酒を頼むと、羽柴先輩が隣に座って二人で乾杯して飲んだ。
私は飲みながらも、宮坂さんと新田先生に目線を向ける。声までは聞こえないが雰囲気はかなりいい。
「気になる……! いい空気出てるけど何話しているんだろう」
「さっき会ったとき新田が一目ぼれだって言って、今日急にセッティングしたわけ。ごめんね、なんか付き合あわせちゃって」
「いえ! そうなんですね! ほんとよかったです!」
私は出されたお酒に口をつける。
なんかすごくいい気分。だって宮坂さんのかわいい一面も知れて嬉しい。