羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】
そんな私を見て先輩はまた少しして口を開く。
「それに今日は、実はもう一つ目的があったんだけど」
「はい?」
「宮坂さんに話したいんだ。俺たちのこと」
私は突然の申し出に、ふぁっ⁉ と、変な声が出た。
なに⁉ 何を話すつもりなの⁉
「高校の先輩後輩だってこと」
「そ……それは……」
それだけなら、いいか。
いや、それだけでもどこから綻びが発生するかわからない。少し怖い。
「味方を作っておくほうがいいんだよ、いざと言うとき」
「どういう意味ですか」
「任せてくれないかな。悪いようにはしないから」
先輩は言う。私は息を飲んで、頷いた。
自分のこと好きだって分かってる人が、酷い事言うはずない。そんな予感もしたのだ。