まだ、青く。
「お母さん、ですよね?」


無意識に声が出た。

私の声が淀んだ空気を振動させて、鮮明に響いた。

凪くんは驚いたみたいでこちらに視線を送ってくる。

昊さんは目をぱっちりと見開き、私の鼻先を見つめていた。


「私を産んでくれたお母さんなんですよね?全部...全部母から...汐莉さんから聞きました。あなたから毎年送られてきていた手紙も受けとりました」

「そっか...。そう、だったのね...」


昊さんは足を組み直して正座になり、勢い良く床に頭を付けた。


「ごめんなさい!本当に...本当に本当にごめんなさい!」


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