まだ、青く。
でも、どうすればいいのだろう。

凪くんにもう1度笑ってもらうためには、私は何をすればいいのだろう。


毎日毎日頭の中はそのことばかりで、

思考の時間は猶予期間なんかじゃないから、

時は待ってくれないから、

一定の速度で進んでしまうから、

時よ止まれと何度願っても叶わないから、

意に反してどんどん時は流れた。

流れた時を惜しむ間もなく、クリスマス当日を迎えてしまったのだった。
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