まだ、青く。
「ぼく、あの3人のこと制御しに行ってきますね。凪先輩は鈴先輩のこと、よろしくお願いします」

「分かった。そっちは頼む」


富水くんが3人に合流し、杉浦くんの暴走を止めに入った。

同じ場所をぐるぐるしながら杉浦くんはぶつぶつと何かを唱えている。

文句なんだろうな。

でも、その文句は文句じゃない。

それくらい、私にだって分かる。

そうやって人間観察をしている間にじゃがバター天は無くなってしまった。


「ごちそうさまでした」


私はリュックからウェットティッシュを取り出し、手をきれいに拭いた。

こういう汚れは家の中なら気がつかないのだけれど、外だと気持ち悪いのかすぐに拭き取るようにしている。

ふぅ...。

それにしても風がしょっぱい。

日陰にいたのにも関わらず、顔は火照ってるし、手の甲は真っ赤になっている。

日焼けしちゃったなぁ。

日焼け止め、持ってくれば良かった。


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