狙われてますっ!
 実は、求から、金曜でどうだ、とメッセージが来たのだ。

 だが、そのキウイサンドを渡真利に抑えられた。

「私情を交えるな。
 仕事優先だろうがっ」
と小声で怒られる。

「特にいつとか決まってないのなら、金曜以外でもいいじゃないですかっ」

「呑み会、普通、金曜だろうがっ」

「大丈夫ですってっ。
 みんな、コンパなら何曜でも行きますからっ」

「コンパだったのかっ。
 っていうか、お前が折れろっ」

「渡真利さんが折れてくださいっ」
と声を抑えたまま、二人は揉めはじめる。

「加倉井に、他の日にしろと言えっ」

「まだ遠慮があるので言えませんっ」

「俺にも少しは遠慮しろっ」
と散々揉めたあとで、渡真利が、

「いや、待て」
と言って、キウイサンドを投げてきた。

「そういえば、金曜は別の用事があるんだった。
 じゃ、木曜で」
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