狙われてますっ!
広い庭を汐音は求について歩いた。
「す、素敵なお庭ですね」
「ありがとう。
……ほんとうは、うちの持ち家なんだ」
普段は使ってないが、と求は言う。
そ、そうなのですか。
家のレンタル代までは払えないなと思っていたので、よかったです、と思いながら、汐音は、ぎくしゃくと歩く。
「生活感がなくて、素敵な庭ですね」
とハーブなども美しく配置された庭園を見て汐音は言った。
「うちとかだったら、洗濯物が干してあったりして、なんか台無しな感じになりそうですけど」
言ったあとで、……この場にふさわしくない話題だったな、と思う。
だが、止められず、
「冬は洗濯物乾きにくいですよね」
と微妙に話をずらしながら、言ってみた。
「す、素敵なお庭ですね」
「ありがとう。
……ほんとうは、うちの持ち家なんだ」
普段は使ってないが、と求は言う。
そ、そうなのですか。
家のレンタル代までは払えないなと思っていたので、よかったです、と思いながら、汐音は、ぎくしゃくと歩く。
「生活感がなくて、素敵な庭ですね」
とハーブなども美しく配置された庭園を見て汐音は言った。
「うちとかだったら、洗濯物が干してあったりして、なんか台無しな感じになりそうですけど」
言ったあとで、……この場にふさわしくない話題だったな、と思う。
だが、止められず、
「冬は洗濯物乾きにくいですよね」
と微妙に話をずらしながら、言ってみた。