突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「ほんと…何やってんの。」

「あ、、ありがと…、、あの…」


ドキン…



バランスを取り直したのに
何故か離されない腕。


背中にささる彼の視線。


「ジュンちゃん…?」


「…ドジ。」


純大はその腕を離すどころかぐっと力を入れて、私を引き寄せた。


「ひまり…。」

「ん…//」


掠れた声が首筋をくすぐる。


なんで
急に「ひまり」なんて呼ぶの…


「チョロチョロしないでょ。」


いなくなれ。

そういう事?

頭が混乱する。


「―忘れようとしてるのに…」
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