蜜溺愛婚 ~冷徹御曹司は努力家妻を溺愛せずにはいられない~


柚瑠木(ゆるぎ)さん、何か変です。あの、身体が……」

 身体の奥から湧き上がるような未知の感覚に戸惑いながら、それを柚瑠木さんに伝えていいのか迷います。もし、私がおかしいのだとしたら柚瑠木さんに申し訳なくて……

「いいんですよ、それで。僕の事を信じて、力を抜いて身体を委ねてみてください」

 そう優しく囁かれて、私は「はあっ……」と息を吐いて身体の力を抜きます。緊張で固くなっていた身体を緩めると、柚瑠木さんは優しく微笑んでくれました。
 柚瑠木さんの手が私のパジャマのボタンを外しにかかります。私は思わずその手を掴んでしまって……

「僕に脱がされるのは嫌?それとも……月菜(つきな)さんが自分で脱ぎたいの?」

 いつもの敬語じゃない、ちょっと意地悪な柚瑠木さんの言葉。

「柚瑠木さんに、脱がせて欲しい……です」

 私を見下ろしたままの柚瑠木さんに、必死でそれだけ伝えると彼は満足そうに微笑みます。私が恥ずかしがっているのを知っていて、こんな事を言わせるなんて酷いです。
 だけど……

「ええ、僕も月菜さんを脱がせたい。僕だけが触れることの出来る肌なんですから」

 そう言われてしまえば、私はもう抵抗なんて出来るわけがないんです。私が欲しがっていた【特別】な感情を、柚瑠木さんはちゃんと伝えてくれます。
 夜着のボタンが上から一つずつ外されて、上半身を覆っていた布地が左右に開かれます。
 柚瑠木《ゆるぎ》さんはそっと白いレースの下着に触れて……

「可愛いですね、月菜(つきな)さんによく似合っています」

 その言葉にホッとさせてもらえたのは一瞬だけ。柚瑠木さんは私の背中とシーツの間に手を差し入れて、あっという間にブラのホックを外し私からそれを簡単に奪い取ってしまいます。

「……でも、今夜はもっと綺麗な貴女の素肌を見せてください」


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