蜜溺愛婚 ~冷徹御曹司は努力家妻を溺愛せずにはいられない~
「ゆるぎ、さんっ……」
私の肌をしっかりと味わうかのように舐め上げていく柚瑠木さんの舌の動きに、身体は簡単に翻弄されてしまいます。
どうしていいのか分からない両腕を柚瑠木さんの背中に回して、彼のパジャマを掴みます。
「なんです? ああ、もっとして欲しいってことですか?」
「え?ちがっ……」
意地悪そうに「ふふっ……」を笑った後で、柚瑠木さんはカリッと先端を甘噛みしてきました。その刺激で私は背中を反らせてしまうけれど、それも彼を喜ばせてしまうだけ。
そうしながらも大きな手で私の身体中に触れ、私が少しでも反応をする場所を見つけると執拗に刺激してくるんです。
「はっ、ああっ……まって、ゆるぎ……さんっ……おねが、だから……」
「駄目ですよ、月菜さんに余裕を与えると余計な事ばかり考えるようですから。今は僕の事と快感だけしか分からなくなればいい」
ささやかな膨らみの先端から唇を離した柚瑠木さんが、その赤い舌で濡れた唇を舐めてみせます。いつものストイックな雰囲気と全く違う、色気溢れる彼から目が離せなくなってしまいそうです。
「そんな甘く誘うような顔をするんですね、月菜さんは」
……私の顔ですか?私から見れば柚瑠木さんの今の表情の方がよほど色気を感じるのですが。思わず自分の顔を手で隠そうとしてしまいます。
けれどその腕は柚瑠木さんの片手に捕まって、シーツに縫い付けられて。