蜜溺愛婚 ~冷徹御曹司は努力家妻を溺愛せずにはいられない~
「そうですか、柚瑠木さんが私の事を……」
もちろん柚瑠木さんが心配してくれたのは嬉しいのですが、驚きも大きくて……それ以上何も言わない私に柚瑠木さんが不安を感じていることまでは気付けなくて。
「もしかして、迷惑……でしたか?」
「……え?」
柚瑠木さんの事を「迷惑」だと思う理由が分からなくて、私は首をかしげます。柚瑠木さんが待っていてくれたことに、私は喜びしか感じていないのに。
「《《月菜さんは》》僕が待っている事を迷惑だと感じていないかと言っているんです。」
「私は嬉しかったです!柚瑠木さんがこうして私の事を考えてくれた事が嬉しくて堪らないです。」
もしかしたら普段取らない行動をとる事で、柚瑠木さんも不安だったのかもしれません。いつもはその優しさをほとんど見せてくれない人ですから。
「それならばいいのですが……では、リビングでゆっくりと今日の話を聞かせてもらいます。」
今、ちょっとだけテレたのでしょうか?私の顔を見ようともせず、柚瑠木さんは一人でさっさとリビングへと行ってしまったのです。だけど……
「最近、柚瑠木さんが可愛く見えてしまいます。どうしたらいいんでしょう?」
香津美さんや杏凛さんも旦那さんが可愛く見えたりするのでしょうか?今度の料理教室の時に聞いてみようと思いました。