恋愛アレルギー
どう言えばいいかわからなくて、一旦振り向く。


咲子が口パクで「がんばれ!」と、応援してくれている。


あたしはひとつうなづき、船見くんへ向き直った。


「あの、今日、一緒に帰らない?」


あたしの誘いに船見くんは一瞬大きく目を見開いて、そしてまた笑顔になった。


「もちろん」


うなづく船見くん。


もう一度、あの公園からやり直そう。


きっと今度は邪魔は入らないから。


あたしが好きですと伝えたら、きっと君は顔を真っ赤にしてうなづいてくれる。


そんな未来が近く訪れることを、あたしはまだ知らない。



END
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