魔王に見初められて…
「克樹って、凄い人なんですね……。
マンションも素敵だし。確かこの辺で一番高級なタワマンですよね?しかも最上階だし…ほんと、私にはもったいない…」
「私共の口からは詳しく言えませんが、克樹様は結愛様のことを心から愛してますよ。
今までこんなに女性にたいして、手厚くなんて言う方ではありませんでした。
なので、自信を持って下さい」

それから女性達が帰り、大きなカウチソファに小さくなって座る、結愛。
一人でここにいるのは初めてな為、少し居心地が悪い。
「克樹に電話してみようかな……」
電話をかける。
「………出るわけないか…!
忙しいんだろうな。社長さんって大変なんだな……」
メールならいいかなと、メールをうつ。

ご飯を作って待ってようと思い、冷蔵庫を開けてみる。
「嘘…水しかない……。
でもお泊まりした時は、結構凄い料理が並んでたんだけどな……?
よし!買い物に行こう!」
そう思い立ち、買い物に出かけたのだった。

結構買い込み、両手いっぱいに持っている、結愛。
「お、重い…」
張りきりすぎて、たくさん作ろうとあれもこれも入れすぎたのだ。
その時、スマホに着信が入る。
「え?嘘…今出れないし……」
両手が塞がっていて、取れない。
マンションが近いこともあり、帰ってからかけ直すことを考え、そのままマンションへ帰ったのだ。
その間ずっと、着信がなり続けている。

マンションのエントランスに着いたとこで、突然目の前に黒塗りの高級車が止まる。
「え……?」
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