【受賞&書籍化】高嶺の花扱いされる悪役令嬢ですが、本音はめちゃくちゃ恋したい
「そこじゃねえよ。相手の出生からこれまでに汚点がないか、つぶさに調べて、王子の婚約者にふさわしいか見定める必要がある。今まで、あんたの周りにいた従者が、勝手にやってくれてたことだ。従者が去ってしまったのなら、別に命じて探らせるべきだろ。やったのか?」
「や、やってない……。だが、こんなに可憐で、弱いプリシラに、後ろ暗い過去があるはずはないだろう!」
「ええ。プリシラ様に、後ろ暗い過去はありませんわね」
マリアが加勢したので、アルフレッドは顔色を明るくした。
「ほらみろ! マリアヴェーラもこう言っているぞ!」
「後ろ暗いどころか、そもそも過去がありません。『プリシラ・スート』という女性は、この世に存在しませんわ」
「は?」
「や、やってない……。だが、こんなに可憐で、弱いプリシラに、後ろ暗い過去があるはずはないだろう!」
「ええ。プリシラ様に、後ろ暗い過去はありませんわね」
マリアが加勢したので、アルフレッドは顔色を明るくした。
「ほらみろ! マリアヴェーラもこう言っているぞ!」
「後ろ暗いどころか、そもそも過去がありません。『プリシラ・スート』という女性は、この世に存在しませんわ」
「は?」