【受賞&書籍化】高嶺の花扱いされる悪役令嬢ですが、本音はめちゃくちゃ恋したい
マリアは、ドレスの胸元に差していた、スート家の家系図を取り出した。
「スート商会では、取締役の甥が重役についています。他にも分家筋から多数の働き手を入れているようですね。一族経営であれば、取締役である本家筋の子どもが役につくのが普通ですのに、なぜそうしないのか。理由は簡単でした。取締役に子どもがいないからです」
「子どもがいない? では、プリシラは養子なのか??」
「いいえ。スート商会の人間に間違いはありませんわ」
マリアは、アルフレッドたちに近づいていくと、とつぜん、扇を放って彼らの注意を逸らした。
「アルフレッド様に教えて差し上げます。悪事に魔法が使われるというのは、どういうことなのか!」
「スート商会では、取締役の甥が重役についています。他にも分家筋から多数の働き手を入れているようですね。一族経営であれば、取締役である本家筋の子どもが役につくのが普通ですのに、なぜそうしないのか。理由は簡単でした。取締役に子どもがいないからです」
「子どもがいない? では、プリシラは養子なのか??」
「いいえ。スート商会の人間に間違いはありませんわ」
マリアは、アルフレッドたちに近づいていくと、とつぜん、扇を放って彼らの注意を逸らした。
「アルフレッド様に教えて差し上げます。悪事に魔法が使われるというのは、どういうことなのか!」