一方通行の先には。
「あ、あのさ、枕元の俺のスマホしらん?」

 と、再び彼女に問いかけると、

 「ここにあるよ。」 

 と、彼女は自分の物のように俺のスマホを見 

 せつけてきた。俺は、一瞬に眠気も吹き飛び

 直ぐに起き上がって、

 「なんで、持ってると?」

 「なんで?って何?見られたくないもので 

  もあったの?」

 と強気で言い返された。偶然、付き合う前

 から、スマホのパスワードが同じで変える

 つもりもなく、そのまんまにしていた為、

 簡単にスマホをSNSから、なんからと隅々 

 まで、確認されていた。
< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop