むすんで、ひらいて、恋をして
「アリス、これ、めちゃくちゃ美味くできたんじゃね?」



「やっぱり、私の包み加減が天才的?」



「ふざけんな、俺の絶妙な味付けと、焼き加減が天才的なんだよ」



「ふはっ! たしかに!」



私と莉生が笑い合っている姿を、お母さんが幸せそうに見つめている。



莉生のお父さんも、穏やかに笑ってる。



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