むすんで、ひらいて、恋をして
……そうだよ。



やっとお母さんがつかんだ幸せを、私がぶち壊してどうするって話。



この気持ちをどうしたらいいのか、そんなこと、最初からわかってた。



胸が痛かったとしても、苦しかったとしても……



私は、私の気持ちにふたをする。





時間はかかるかもしれないけど、ちゃんと莉生に対する気持ちを消去する。





それで、この水島家の幸せを守り抜く。



< 435 / 554 >

この作品をシェア

pagetop