7歳の侯爵夫人

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※流血表現があります。
苦手な方はご自衛ください。

怖い…。
体が、溶け出しそうに熱い…。
体中火照り、汗が吹き出してくる。

ままならない体を持て余し、なんとか鎮めて欲しいと思う。

…鎮めて欲しい?
誰に?
殿下が来る?
殿下に鎮めてもらうの?

…嫌…!

コンスタンスは震える体を抱きしめ、目を閉じた。
はぁはぁと息は荒く、体に触れるもの全てに敏感に反応してしまう。

こんな状態の彼女を見て、フィリップはどう思うだろうか。
『助けてやれ』と、王妃に言い含められて来るのだろうか。

あんなに慕っていた相手ではあるが、今のコンスタンスは、彼に触れられるのを本気で嫌だと思った。
だが、このどうしようもない体を鎮めてもらえるなら、流されてしまうかもしれない。
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