秘密の一夜で、俺様御曹司の身ごもり妻になりました
「これを見て思い出せない?」
画面に写っていたのは私と神崎さん。私はウェディングドレス、彼はダークグレーのタキシードを着て微笑んでいる。
幸せそうな笑顔だ。
自分が見てもこれは演技ではないと思える。
でも、結婚式を挙げた記憶なんてない。
「誰かの結婚式の画像を顔だけ変えた……なんてことないですよね?」
恐る恐る確認する私に、今度は兄がスマホを出して結婚式の動画を見せた。
「じゃあこれならどうだ?」
結婚式の入場のシーン。
私と父がバージンロードを歩き、祭壇の前にいる神崎さんのもとへ行く。
緊張した面持ちの私。
そんな私を神崎さんは愛おしげに見つめている。
ここまで手の込んだものを作るのはいかに兄といえども無理だろう。
この画像は本物。
だが、やはり思い出せなかった。
まるで突然パラレルワールドに来てしまったかのようだ。
別の世界にも私と神崎さんがいてそこでは愛し合っていて……って展開がよくアニメであるけど、これは現実。
ああ~、もうなにもわからないよ。
「ごめん。覚えてない」
私の返答にふたりともあからさまに落胆した表情になる。
画面に写っていたのは私と神崎さん。私はウェディングドレス、彼はダークグレーのタキシードを着て微笑んでいる。
幸せそうな笑顔だ。
自分が見てもこれは演技ではないと思える。
でも、結婚式を挙げた記憶なんてない。
「誰かの結婚式の画像を顔だけ変えた……なんてことないですよね?」
恐る恐る確認する私に、今度は兄がスマホを出して結婚式の動画を見せた。
「じゃあこれならどうだ?」
結婚式の入場のシーン。
私と父がバージンロードを歩き、祭壇の前にいる神崎さんのもとへ行く。
緊張した面持ちの私。
そんな私を神崎さんは愛おしげに見つめている。
ここまで手の込んだものを作るのはいかに兄といえども無理だろう。
この画像は本物。
だが、やはり思い出せなかった。
まるで突然パラレルワールドに来てしまったかのようだ。
別の世界にも私と神崎さんがいてそこでは愛し合っていて……って展開がよくアニメであるけど、これは現実。
ああ~、もうなにもわからないよ。
「ごめん。覚えてない」
私の返答にふたりともあからさまに落胆した表情になる。