ごめん、好き。
……んん?
ラブホじゃないけど2人部屋?
どういうこと?
この人、やるの?やらないの?
どっち??
「あ、手は出さないから安心してください」
「え?」
「え?出してほしかっ、た……?」
「ち、ちがっ……そんなことありませんっ!!」
ついムキになって声を張り上げてしまった私を、彼はクスクスと笑った。
うぅ……最悪。
この人といると調子狂う。
「その格好じゃ、どこも行けないですから」
雨に当たってる時は何も思わなかったけど、気付けば私の服……透けてるっ!!
だから上着貸してくれたんだ。
こんな見苦しい物を見せていたなんて、恥ずかしすぎる。