LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
ナツキのそのマンションから出ると
降り続く雪が、けっこう積もっていた。


すぐにタクシーを拾い、
成瀬企画がある場所を運転手に伝える。


タクシーに乗り成瀬に電話をしようと思ったけど、
スマホを忘れて来た事に気付いた。


ナツキが私の手から奪い取って、そのままテーブルに置きっぱなしだろう。




成瀬企画は、今回の事件が起きてから、
私が一度来た時と同じように、
人の気配はなくて今回は夜だからか、本当に中は暗闇。


そのガラス扉の前で、立ちすくむ。



会社に居ると言った成瀬。



その扉のノブに手を掛けて開くと、
それは鍵が掛かっておらず、すんなりと開いて。



目を凝らして見ると、
部屋の奥の窓際の壁を背に座り込み、
こちらを見ている成瀬らしき姿が見える。



私はゆっくりとその人物に近付いて行くと、
それは成瀬に間違いなくて。



段々と暗闇に目が慣れて来ると、
この部屋中が荒らされたようにぐちゃぐちゃな事に気付いた。



私は床に散らかるそれらを避けるように、
成瀬の元へと歩いて行く。



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