LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
花子が居るから、私達は付き合ってからも二人で買い物くらいしか出掛けた事がなかった。
今日も、花子を長時間放っておけないので、
近所をぶらぶらとする事になった。
新居は、前のマンションから二駅離れた場所なのだけど、
駅前はけっこう都会。
「なんか食いたい物あるか?」
とりあえず、と入った駅前のビルで篤にそう訊かれ、
ぼちぼちお腹が空いた、なと思った。
「じゃあ、パスタ食べたいな」
そう言って頭に浮かぶのは、クリームたっぷりのカルボナーラ。
「悪かねぇな。
そうするか」
篤は私の手を握り、エレベーターの方へと連れて行く。
なんか、本当にデートみたいだと、
ウキウキとしてしまう。
私は生まれて初めて、好きな人に本当に好きになって貰い、こうやってちゃんと付き合えて。
この世の全てがバラ色に見えるくらいのこの幸せに、驚いている。
幸せであればある程、もしかしたらこの幸せを失うのでは、と不安を抱えてしまうけど。
今日も、花子を長時間放っておけないので、
近所をぶらぶらとする事になった。
新居は、前のマンションから二駅離れた場所なのだけど、
駅前はけっこう都会。
「なんか食いたい物あるか?」
とりあえず、と入った駅前のビルで篤にそう訊かれ、
ぼちぼちお腹が空いた、なと思った。
「じゃあ、パスタ食べたいな」
そう言って頭に浮かぶのは、クリームたっぷりのカルボナーラ。
「悪かねぇな。
そうするか」
篤は私の手を握り、エレベーターの方へと連れて行く。
なんか、本当にデートみたいだと、
ウキウキとしてしまう。
私は生まれて初めて、好きな人に本当に好きになって貰い、こうやってちゃんと付き合えて。
この世の全てがバラ色に見えるくらいのこの幸せに、驚いている。
幸せであればある程、もしかしたらこの幸せを失うのでは、と不安を抱えてしまうけど。