政略夫婦の愛滾る情夜~冷徹御曹司は独占欲に火を灯す~
こちらになりますと案内された部屋は、予想以上に広い部屋だった。
「うわぁ、広い」
窓の外は降りしきる雪しか見えないけれど、部屋は広々として暖かい。
本物の焚き木ではないけれど暖炉では赤い火が揺れていた。
中央の居間からそれぞれ分かれた空間が横に伸びている。寝室は向かって右と左に分かれていて、これならば気を遣わずに済みそうだ。
簡単な説明をして、仲居さんが部屋を出ると、当然ながらふたりきりになる。
「へぇ、いい部屋だな」
専務はのん気に部屋を見回すけれど、私はなんとも生きた心地がしない。だって――。
(ひえっ)
部屋風呂はガラスで仕切られていて、丸見え!
大浴場が故障中と言っていたから、入るならこのお風呂しかないけれどこれは無理。無理、無理ーーと、心の中で叫んだところで、専務がスルスルとカーテンを下ろした。
「大丈夫だよ。これで見えないから」
「あ、あはは。そ、そうですね」
いやでも、カーテンですよ? ちょっとずらせば見えますよ。
「うわぁ、広い」
窓の外は降りしきる雪しか見えないけれど、部屋は広々として暖かい。
本物の焚き木ではないけれど暖炉では赤い火が揺れていた。
中央の居間からそれぞれ分かれた空間が横に伸びている。寝室は向かって右と左に分かれていて、これならば気を遣わずに済みそうだ。
簡単な説明をして、仲居さんが部屋を出ると、当然ながらふたりきりになる。
「へぇ、いい部屋だな」
専務はのん気に部屋を見回すけれど、私はなんとも生きた心地がしない。だって――。
(ひえっ)
部屋風呂はガラスで仕切られていて、丸見え!
大浴場が故障中と言っていたから、入るならこのお風呂しかないけれどこれは無理。無理、無理ーーと、心の中で叫んだところで、専務がスルスルとカーテンを下ろした。
「大丈夫だよ。これで見えないから」
「あ、あはは。そ、そうですね」
いやでも、カーテンですよ? ちょっとずらせば見えますよ。