白猫王子と俺様黒猫~猫神の嫁なんてお断りですっ!~
「枝乃、あのふたりの知り合いないの?」
「なんだか仲良さそうじゃない?」
奈菜を初めとする女子たちが、驚いた様子で私に尋ねてきた。
「え!? いや、えっと……」
なんとか誤魔化したかったけれど、私は嘘が苦手な性格だからうまく言葉が出てこない。
「ちょっと、どうなのよ枝乃?」
私がモゴモゴと口ごもっていると、愛羅がキッと私を睨みつけながら、鋭い声を飛ばしてきた。
自分が目を付けたふたりと私が知り合いのように話していたから、腹を立てたんだろう。
これは、返答によっては今まで以上に愛羅に突っかかられてしまいそうだ……。
で、でもなんて言ったらいいんだろう。
「い、いや。知り合いっていうか、その、ね……」
「ううん、ただの知り合いじゃないよ。枝乃は俺のお嫁さんになるんだよ。もう一緒に住んでるし」
「はあ? おい白亜! 枝乃は俺の嫁っつってんだろうが。俺だって一緒に住んでるんだが?」
なんとかやり過ごそうと頑張っていた私の努力を、白亜と黒霧が一瞬で粉々にしてしまった。
な、なんてことを言ってくれちゃってるの!?