地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
少し親近感が湧くと共に、髪もちゃんと手入れしていることに気付いてくれて嬉しくなる。
「……ありがとう。田中さん、気付いてくれて嬉しい」
ちょっと迷ったけれど、今の素直な気持ちを伝えることにした。
「どういたしまして、でも気付いて当然だよ。他の子って何でかあまり髪質気にしてないんだよね。ちゃんと手入れすれば綺麗に出来るのに」
そうして語りだした田中さんにやっぱりあたしと同じものを感じる。
人気者だからあたしとは違う部類の人だと思っていたけれど、案外同類だったのかもしれない。
あたしの中で田中さんへの好感度はうなぎ上りだ。
「そういえば倉木さんだけ苗字呼びだね」
ふと、宮野さんがそんなことを言う。
「……ありがとう。田中さん、気付いてくれて嬉しい」
ちょっと迷ったけれど、今の素直な気持ちを伝えることにした。
「どういたしまして、でも気付いて当然だよ。他の子って何でかあまり髪質気にしてないんだよね。ちゃんと手入れすれば綺麗に出来るのに」
そうして語りだした田中さんにやっぱりあたしと同じものを感じる。
人気者だからあたしとは違う部類の人だと思っていたけれど、案外同類だったのかもしれない。
あたしの中で田中さんへの好感度はうなぎ上りだ。
「そういえば倉木さんだけ苗字呼びだね」
ふと、宮野さんがそんなことを言う。