碧天の下で、純白の球、夏に泣く。



言いようのない、眠気がだんだんと迫ってくる。




「斗蒼くん‥!」



だからせめて。


彼がここに来るときに、
笑って、
名前を呼んで、
話して、
お疲れ様って言って‥。

好きっていって、
ギュッとしてもらって、
‥。




したいこと、いっぱいありすぎる。




まだ生きたい。
生きていたい。


「‥。」





でも、これが私の運命。


分かってる。

分かっているけど‥。



「‥斗蒼くん‥‥‥。」



それでも、願って、信じたい‥!!


「‥っ________。」









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