碧天の下で、純白の球、夏に泣く。



「‥斗蒼。」

「ん、なんだ?」

保田は、側に来ると肩に俺の顔を埋めさせた。


「‥保田、ありがとう。」



少し恥ずかしいけれど、落ち着ける。



「‥そうだ、御白が言ってたんだ。」

「え?」

「‥大会の前、2人で帰ってた時に。
保田に、ありがとうって、伝えてくれって。」

「‥。」

「斗蒼くんを、また、
よろしくお願いします、って。」

黙り込んだ保田。





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