3月12日
話していく中で、彼は中3にも関わらず、学校はあまり行かずに働いている不良少年ということがわかりました。
不良なんて私の人生には無縁な存在。彼のする話は、“何十人で喧嘩した”等、私をまるで漫画の世界に連れていきました。
彼とのやり取りも日課になったある日、急に「電話したい。」と言われました。正直、私にとって彼はフィクションの存在であり、いっきに現実感をもたらす電話には消極的でした。
しかし、押しの強い性格の彼にグイグイ迫られ、だんだんと断れなくなった私は、家族が寝静まった後に、渋々電話をすることにしました。