ずっと甘溺愛婚 ~それでも性悪お嬢様は俺様御曹司に溺愛される~
私が触れて欲しい場所には決して届かない聖壱さんの指先が、それでももっと私の身体の熱を高めるようにギリギリな場所を攻めてくるから……
「んっ……やだぁ、もっと……ちゃんと……」
ちゃんと、して欲しい。そんな事を口走ってしまいそうになるくらいまで、私の身体は聖壱さんの愛撫に翻弄されてしまっていて。
「やらしい声だな、香津美。我慢せずにどうして欲しいのか言ってみろ。」
勝ち誇ったような笑みを浮かべる聖壱さんにこのまま白旗を上げるのは悔しくて、彼もその気にさせてしまおうと、太腿で彼の下半身に触れてみたの。
するとスラックスの上からでも彼がすでに私を欲しがってる事が分かって……
「……聖壱さんの方こそ、そろそろ限界が近いんじゃないの?我慢は身体によくなくてよ。」
今度は私の方が勝者の笑みを浮かべて見せる。私が太腿を動かすと聖壱さんの息が荒くなるのが分かって、彼を翻弄しているような気がしてつい調子に乗ってしまったの。
だけど、そんな私の行動も彼は予測していたようで……
「そんな手には乗ってやらない、まだお仕置きは終わってないぞ、香津美。」
聖壱さんは下半身に触れていた私の太腿に指を添わせて、そのまま上へと移動させていく。さっきまで焦らされて熱を持った場所に触れる彼の長い指先に、私の身体は淫らな反応をしてしまう。