好きだよ。。。
「つぐみちゃん、いつも仕事、こんなに遅いの?」

「ううん・・・今日は、ちょっと、ね」

真澄のことを聞こうかどうか、ちょっと迷った。

「あの・・・さ」

「なに?」

不思議そうに小首をかしげて聞いてくる翔太君。

「合コンで・・・結構いっぱい話した()とかいた?」

「ああ、何人か。でも、俺はつぐみちゃんが気になってたから、あんまり記憶にないなぁ。それが何か?」

「ううん、ならいいの」

「もしかして、焼きもち焼いてる?」

「ちがっ・・・」

翔太君は私の両手を取って言った。

「俺が見てたのは、つぐみちゃんだけだよ。何て言うかな・・・守ってやりたいって気持ちになった」

「バク食いしている私を見て?」

自嘲的に言ったら。

「なんか、一緒にいたら楽しそうだな、って思った。一緒にいろんなところ行って、いろんなもの食べて、いろんなもの見て・・・そういうことができそうかな、って思ったんだ。男、男、って血眼になってる他の()たちとは違ってさ」

「私も・・・いろんなことしたい、翔太君と」

素直に嬉しかった。バク食いしてるのを見られていたのは恥ずかしいけど、それが功を奏したんだもんね。

「シーザーサラダです」

ホールスタッフの人が運んできた。

「今日は、ちゃんと取り分けるね。自分勝手に食べたりしない」

くすっ、と翔太君が笑って。

「ありがと。ホントはそう言う気遣いもできるんだよね」

私が真っ赤になった。バク食いのときの私のことを思い返して。

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