【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング

「……本当は、知ってるわ。 お父さんが私を大切にしてくれてた事くらい。 昔からどんなに仕事が忙しくっても私やルナとの時間を作ってくれて
年に数回こうやって旅行に連れてきてくれて…
だから…
大好きなお父さんだから、私の大切な人も認めて欲しい。
だってあなたはとっても素敵な人だから。
お父さんが知らないいい所があなたには沢山あるのだから……」

レナの言葉はいつだって俺の心をぽかぽかと温かくさせるのだ。 顔を上げたレナは顔を真っ赤にさせてぐしゃぐしゃに泣いている。

頬を両手で掴み、頬を流れる涙に軽くキスをする。

「今回の旅行はいいきっかけだと思う。 ゆっくりでいいじゃない。 認めて貰えるように何度でも話し合おう。
だって俺、レナちゃんとは一生一緒に居る覚悟だよ」

「海……」

「レナちゃんの尻に敷かれる未来……絶対幸せでしかない…!」

「ぷ、何よそれ。 人を鬼みたいに言ってんじゃないわよ」

「鬼じゃないよ、猫だよ。 レナちゃんは猫だ」

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